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売るホモSoul!ヘイ!
04叶わない恋がないように fin
221安条繋 N
「昼休み、人気の少ない踊り場で
飯を食べていたら
先生と愛津の奴が見えた
あ、あいつ…まさか次は
先生を標的にして…
いや、女教師だから
それはないだろうな
あれ?よく見たら
┌(┌^o^)┐の顔じゃない」

222女教師
「崇導さん、このプリント
コピーお願いしてもいい?」

223崇導愛津(マジメ)
「はい、喜んで!
お弁当食べ終わったら
コピーしておきますね」

224女教師
「本当?助かるわ
いつもごめんなさいね」

225崇導愛津(マジメ)
「いいえ、お気にせずに」

226安条繋 M
「何あのギャップこわい!」

227安条繋 N
「先生が立ち去って
俺はちらっと愛津の顔を見た」

228崇導愛津
「は、リア充も楽じゃねぇな!
世間体が死んだら
ホモれねぇじゃねえか!
株は上げないと…」

229安条繋
「あ、いつものになってる」

230崇導愛津
「安条くん一人〜?
あれ動きゅんはどうしたの?
二人でこっそりズコバコしてるのかと
思ったのに♂ナニしてなかったのか?♂」

231安条繋
「別にいつも一緒ってんじゃないぞ
それになんだ その語尾のは」

232崇導愛津
「ホモが足りねぇ!♂」

234安条繋
「ホモが足りなくなると
語尾に♂を付け始めるのか」

235崇導愛津
「腐女子も楽じゃねぇんだホモォ♂」

236安条繋
「知らねぇよ」

237崇導愛津
「あ、そういえばさ
安条くんは動きゅんの事
どう思ってるんだホモォ
やっぱり、掘りたいのか♂」

238安条繋
「そりゃ可愛いし
女の子みたいだし
好き…だと思う」

239崇導愛津
「女装してるから思ってるのか♂」

240安条繋
「てかさっきから
♂♂うるせぇよ!」

241崇導愛津
「ホモォオオ♂」

242安条繋
「そうか…普段の動くんの事
俺は何も知らない
女装じゃない時でも
気持ちが変わらなければ…
そうなのかもな…」

243崇導愛津(マジメ)
「恋というのは唐突にやってくる
蝶のごとく…」

244崇導愛津
「これが嘘の気持ちだったら
安条くん、掘る!!♂」

245安条繋
「なんだその横暴!?」

246崇導愛津
「うおぉおおおお
ホモが足りねぇええええええ♂」

SE:≡((  ´Д`)/≡=地震!

247安条繋
「うおおおなんだ地震か?
な、強い!震度3くらいか!」

248崇導愛津
「ホモくれえええええ♂」

249安条繋 N
「ホモの雄叫びで地震がおき
ちょっと目眩がしてその場でしゃがんだ
するとホモを鎮めるために
突然のイケメンが愛津を襲った」

250村主城
「沈まれ(野太い)」

251崇導愛津
「おぉう!イケメン!」

252村主城
「やっと静かになったにゃ
これだからホモくれは」

253安条繋
「助かった…どうなるかと思った」

SE:駆け寄ってくる

254安条繋 N
「騒ぎを聞きつけて(殆どホモの雄叫びで)
樹神双子と朱火が来た」

255樹神動
「なにがあったんですか?!」

256朱火珠夢
「ホモが暴走したのか?!」

257崇導愛津
「今月のバイト代足りなくて
同ji・・・ry が買えなくて
ホモ不足!!!」

258村主城
「そんなに深刻な
問題なのかにゃ?」

259崇導愛津
「ホモ死活問題♂」

260朱火珠夢
「俺が買ってきた漫画本で我慢しろ」

SE:投げる

261崇導愛津
「ホモォオオオ┌(┌^o^)┐」

262安条繋
「行ったか・・・」

263樹神動
「全く、今日は珍しく普段の格好でいるというのに
こんな変な事態が起こるとは思わなかったです」

264村主城
「ホモの雄叫びだけで地震が起きるなんて
世も末だにゃ!俺達も女装解いてるからかにゃ?」

265安条繋
「あ・・・そういえば今日はスカート履いてない
それでも・・・やっぱり動くんは可愛いな」

266樹神動
「何言ってるんですか
男に言われても嬉しくありません」

267樹神実
「今日は授業参観ですからね
流石に女装でいるのも恥ずかしいらしくて」

268朱火珠夢
「いや、普段女装してるんだから
恥ずかしいも何もないんじゃないのか」

269樹神実
「確かに(納得)」

270安条繋 N
「俺は本来の姿の動くんを見て
やっぱり胸が高まった
いつもと違って髪も束ねていて
普段晒されている足を隠すズボンが
スラッとした体型を露わにしている
思わず俺は動くんの手を掴んでいた」

271樹神動
「どうしたんですか?」

272安条繋
「ちょっと話があるんだ
ごめん、二人きりにしてくれないか?」

273朱火珠夢
「ん、分かった」

274村主城
「用が済んだら動と図書室行くにゃ
また後でにゃー!」

275樹神動
「はい、また後で」

276樹神実
「お姉ちゃんは教室に戻ってますね」

278安条繋
「あぁ、悪いな」

SE:複数足音out

279安条繋 N
「俺と動くん以外それぞれ行く場所へと足を向けた
気を使ってくれて嬉しい
・・・俺は動くんと出会う前見た夢を今更思い出して
気付いたことがあった」

280安条繋 M
「動くんはあの蝶に似ている
自由に羽ばたいて繊細で綺麗で
いつも寂しそうな瞳をしている」

281樹神動
「それで、話とはなんですか?」

282安条繋
「俺、君のことが好きだ」

283樹神動
「丁重にお断りします」

284安条繋
「即答!?」

285樹神動
「何度も言うようですが僕は男です
そしてホモではありません
貴方は僕のどこを気に入ったのか
分かりませんが男と付き合うという事は
沢山の障害があることを忘れないでください
覚悟があって言っているんですか?」

286安条繋
「・・・勿論
俺は動くんが好きだ
どんな姿でも胸がときめいた
俺は簡単には諦めない
・・・だって動くんはいつも
寂しそうな目をしているんだ
それに・・・繋いだ手があったかくて優しくて
・・・守りたいって強く思ったんだ」

286樹神動
「僕が・・・?寂しい?そんな・・・
僕はいつだって充実した毎日を過ごしてます
楽しい日々だって思ってます
なのに・・・どうしてでしょう
・・・その言葉を聞いて、僕は・・・
胸がひどく痛みました(涙声)」

287安条繋
「自覚してなかっただけだろ?
なぁ、傍にいさせてくれよ
俺はどんな動くんでも
愛したいんだ」

288樹神動
「!? ・・・ぐすっ
う、うわぁああ(泣く)」

289樹神動 M
「僕は、人の付き合いは上辺だけで
裏切られることが当たり前だと思っていました
怖くて、距離を置くことで自分を守った
僕は・・・寂しかったんだ
本当は誰かを自分の心に入れたかった
貴方が勇気を出して一歩、また一歩と
僕の心に触れて、僕は・・・
心から笑えるように、なったんです」

290安条繋
「ずっと一緒にいような」

291安条繋 N
「泣いて震える背中を抱きしめて
俺は願う、願う・・・

この世で叶えられない恋が
ありませんようにと」


the end

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あきゅろす。
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