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花火までJUMP
隣を見れば愛しい未雨
此処は、木の葉神社。今日は里の夏祭り。

人の多いこんな行事は嫌いだが、未雨がどうしても花火を見たいって言うから…俺は付き添い





「シカマル!」


「あ?」


「…見えない」





しゅんとしている未雨。
背伸びを一生懸命しているがそれでも背の小さな未雨には足りないらしく。浴衣でぴょんぴょん跳ねている。





「浴衣ではしゃぐなよ、みっともねー」


「…だって、花火見えない」


「……!
ちょっと来いよ」





俺は良いことを思いつきある場所へ未雨を連れていく。





「此処って……」



ヒュー

パァァアン



「わぁー!!!」


「どうだ?満足か?お姫様」


「うん!ありがとう…シカマル!」





俺の特等席
…俺達の特等席

花火に照らされる未雨が綺麗だ
雲を見てるより……幸せだ





「綺麗だな、」


「ねー花火綺麗!」


「ッタク、ちげーよ。未雨が綺麗なんだ」





途端に真っ赤に染まる未雨。
クク、と喉の奥で笑いを堪える。

未雨の耳に触れれば熱く、
未雨の唇に触れれば震え、



君の全てが綺麗。




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