数日後、木の葉の里を仲良さげに歩く2人。未雨とナルトのカップルが目撃されていた。
「ちょっと、シカマルあれ未雨じゃない?…いいの?」
「…いいんだよ。てか、おめーにしかこのこと言ってねーんだからあんま言うなよ」
「うん…」
めんどくさそうに歩く俺の隣のチョウジは未雨達の方をずっと気にしている。
「あれ!シカマルにチョウジじゃねーか!!なんか偶然だってばよ!」
気づいて欲しくなかったが、俺達に気づきナルトは俺達に走り寄る。…その右手には未雨の左手が……
◇◇◇
「ッタク、相変わらず賑やかな奴だぜ」
「へへ、今日は特別だってばよ!何たって俺ってば未雨と付き合ってるんだってば!」
へへへ♪、と笑うナルトは幸せそうで……見てるこっちは、
「よ、かったな!
ナルトは忍者学校の頃からの片思いが叶ったってわけか!」
「ああ♪」
よかった?……よかった訳あるかよ!めんどくせーめんどくせーなんて言ってないであの時、お前への俺の気持ちを言ってれば……忍者学校の頃に戻れたら……
幼なじみを壊すかも、なんて甘い考え無くしてたら!誰かにお前を盗られるくらいなら!!
「(めんどくせー…なんて言ってなければ……お前は俺の隣にいたのか?)」
馬鹿と後悔野郎は一緒になれてたのか?
なぁー、今から走ったら間に合うか?お前の隣に滑り込めるか?
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