「ねぇ、シカマル…」 「…あ?」 ギラギラと陽射しが照りつける夏。 日の当たらない木陰でシカマルと私は並んで涼んでいた。…最も、涼めるわけもなく動いていなくても私の額には汗が滲む。 「今からね、反対言葉言お!」 「…ッタク、めんどくせーな」 「じゃ、やらない方向で!…終わりっ!」 「やけに、今日は素直に引くな…」 「今日はすごく寒いね!」 「……あぁ、そゆことι」 にっこり顔で返事してあげる。 あからさまに面倒くさいという風なシカマルだがこんな幼稚なことにも嫌々言いながらも付き合ってくれる。 「…シカマル、大好き!」 「っ!……あぁ」 大好き⇔大嫌い 「シカマルは?」 「俺?……お前の頭の回転の良さには感心するよ!」 「む、シカマル将棋とかいっぱい出来て凄いね!」 「ククッ、そりゃどーも」 「シカマル意味分かってるの!?」 「あぁ、様は未雨の賢い遊びってことだろ?」 「もう!…シカマル何て大嫌い!!」 「俺も、昔から未雨のこと嫌いだ……」 してやったりの優越感に浸っているシカマル 私は漸く意味が分かりテンパる。 「あ、ぃゃ……嫌いって、大好き?もう!ゲーム無しっ///」 わたわたテンパる私を可笑しそうに見ているシカマル。 「ゲーム止め? じゃーもう一度、未雨が好きだ、愛してる」 (私をわざと怒らせたでしょ!) (未雨頭使わねーから) (もう!………大、好き///) (知ってた。俺は愛してる付き合ってくれる?) (……うん/////) |