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騒がしいのもまた一興






「ユウ・シーバーだあ?
あー…会ったことはねえなあ
ナツとよくつるんでたってのは聞いてるけどよ
なんか、ルーシィが来る…一月ぐらい前に
長期の仕事いったらしいぜ」
「そう…グレイは会ったことないんだ?」
「てか、会ったことあるヤツの方が少なくねえ?」

ナツが、宣言をして一時間後
グレイ・フルバスターの出勤
ナツはいったん家に帰ってしまった

「その宣言したって事ァ
ナツの野郎は暫く帰ってこないってことか?」
「そうなると思う
あたしもついていくけど」
「はあ!?んでだよ」
「なんでって…チームだし
ナツがいないと仕事出来ないし」

ユウって人も、見てみたいしねー
ナツがあんなに好きな人だもん
きっと強くて格好良くて、イケメンなのよ!

「…俺も行く」
「はあ?なんでよ」
「このギルド内に俺の知らねぇヤツがいるなんて許せねえ」
「何それ」

結局ユウさんが気になるんでしょお?

「ちっげーよ」
「じゃあ何?」
「…知らね」

はあ、と溜め息を吐かれる
なによ
なんなのよもー
わけわかんない!



「おいルーシィ!行くぞ!」
「ちょちょ、どこに!?」

大きいリュックを背負ったナツに
巨大な風呂敷を持ったハッピーに手を引かれる
グレイが机を飛び越えてくる

「俺も行く!」
「はあ!?なんでだよ!お前ユウを知ってんのか?」
「知らねー!知らねーから行くんだよ!」
「はあ!?勝負してーのかよ?」

走りながら疾走する
この方向は…駅、かしら?
まあ、ちゃんと目的地はあるみたいね…

「ちょ、ちょナ、ナツぅ!
ユウさんはどこへ行ったの!?」
「アルカナだ!」
「アルカナ!?」
「南の、島国か!」
「お、いたのか変態」
「変態って言うな馬鹿野郎!」
「悪口が低レベルね…」
「あい!」

切符を買ったか買ってないかわからないぐらいのスピードで
列車に乗り込む私達一行
エルザを抜いた妖精の尻尾最強チーム
途端にナツが酔って倒れる
やっと落ち着いて座れた…
グレイが私の正面に座る

「というか、エルザが拗ねそうね」
「あい!ルーシィが誘わないから」
「あたしのせい!?」











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