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内緒でチャリ通





「隠し子ぉ!?」

瀞霊廷にて
朝一番の挨拶代わりに叫んだ松本乱菊
顔はもう、なんとも言えない程凄い事になっていた
そしてその乱菊の前には
申し訳なさそうな顔をした日番谷冬獅郎の姿

「…すまない、松本」
「いや"すまない"じゃありませんよお!」

いつも以上に興奮した様子で言う松本

「隊長と雛森が付き合ってるのは知ってましたけど
まさか…孕ませてたなんて…」
「いや、雛森が…」

ゴムに細工を…
と、言いにくそうに言う日番谷

「隊長がゴムって…!ゴムって言った…!!
うわああ想像できませんっ!でも興奮しちゃいますよ!
で、で!?何ヶ月ぐらいなんですか?」
「へ?」
「子供ですよう!雛森、全然お腹膨らんでないから
三ヶ月、四ヶ月ぐらいですかあ?」
「あ――――…」

ぼりぼり、と
頭を掻く日番谷
こて、と傾げる松本

「実は、よ…」
「はい?」
「…生まれてんだ」
「…はいいっ!?」

え?え!?
と、混乱する松本

「じゃ、じゃあ既に、一年間も隠し通してたんですかっ!?」
「…いや、一年間じゃねえ」
「え?じゃあ何年間ですか?
二年、三年ですか?」
「…十年」
「馬鹿じゃないですか!?」

なんで言わないんですかあああ!!
と、日番谷を罵倒する松本

「だって言いにくいだろーが!」
「どんだけ渋ってんですか!?十年!?九才!?
よくそんな間、隠せましたね!」
「流魂街にやってた」
「育児放棄ですか!?」
「ちげーよ!婆ちゃんに預けて、週に七日は会いに行ってるっつの!」
「毎日じゃないですか!ヒマですね隊長仕事しろよ!」
「お前舐めんなよ!志壱はめっちゃ可愛いんだからな!」
「…しい?」
「志壱」
「また変な名前ですねー」
「失礼だなお前ー」
「まあ、こころざしひとつって格好良いですけど
一護の名前もじりました?」
「ああ、少し
あいつは尸魂界の恩人だからな」
「へえー…」



内緒で×××


(見てみたいですねえ)
(いつか見せてやるよ)

(ぱたぱたぱた…)

(しろちゃん!志壱ちゃんいなくなっちゃった!)
(…はあ!?)
(うわあ、一波乱起きそうですねえ)







あきゅろす。
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