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クラスのボスは女子である法則


鳥の囀りが響く
学校へと続く坂をゆっくりと上る少年
その後ろからなんとも恵まれた身体をした女性が近づく



「かあいちょっ♪」
「松本…なんだその呼び方は」
「あれえ?嬉しくないんですか?昨日、当選したじゃないですか」
「…はあっ!?」

朝一番で叫ぶ少年―――日番谷冬獅郎
にこにこと笑う女―――松本乱菊

その後ろから一人の青年が声をかける

「おー日番谷冬獅郎」
「お前はまたフルネームで…っ
つか当選!?当選したのか俺が!」
「はあいバッチリですよ?」
「あれで当選…?この学校おかしいんじゃねえの」
「そう言ってやるなよ
僕の母校となる学校だ」
「そうですよ会長お〜」

青年―――阿良々木暦
三人は乱菊を真ん中として歩く

「乱菊さんは今日から"会長"って呼ぶのか」
「うん♪だって呼びやすいんだもん♪」
「昨日まで"冬獅郎ちゃん"だったのにな」
「やだあ会長
自分の名前で"ちゃん"付けしないでくださいよう」





「乱菊さん!」
「あら駿河!」

学校の昇降口で少女が乱菊を待っていた
神原駿河――暦曰く「歩く有害図書」
その名に恥じぬ変態っぷりである

「おはよう神原」「おう、神原」
「ぬ、阿良々木先輩に日番谷先輩
今日は早めに登校か。感心するばかりだな
さすがお二方、目に見張る物がある」
「こいつ相変わらずわけわかんねえな」
「そういってやるな」
「少ししかお話できないがすまない
今日は乱菊さんにご用があるのだ」
「だから二人は先に行っててねー♪」
「なんなんだ…」
「取りあえず行こうぜ」

靴箱で靴を履き替える
…しかし、神原が乱菊さんに用事…
ろくなことじゃねえよなあ





「…それで乱菊さん!当選結果は!」
「もっちろん、冬獅郎ちゃんよお♪」
「やりましたね!これで日番谷先輩を見上げることができる…!」
「日番谷"会長"よ!」
「む!そうだった!日番谷会長だ!」
「うふふ、会長ったら
選挙会場であんなことしたら
女子の票が集まりまくるに決まってるのにね!」
「あれは凛々しかった…!」





当選=策略により


((何を話してるんだか…))





あきゅろす。
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