NOVEL!
愛おしい貴方へ(ムクバジ)
18禁
「い・・・ッやぁああッ!!」
掠れた声が部屋に響き渡った。
「はぁ・・・ァああッ!」
三度目になるだろうか。彼は果てた。
ぐったりとした横顔を見て、骸はクフフと笑った。
「可愛いですね。」
バジルはまんまと彼の幻覚にはまっていた。
その頬に触れれば、小さく呻く。
彼の首には枷がついている。手足には、骸の放った触手が巻きついていた。
二時間ほど前、バジルは骸の憑依している人間に会い、何やら変な薬を飲まされた。
何秒かして、彼の体は熱を持ち始め、衣服が擦れるだけでも快感を感じてしまった。
そして、骸によって触手の愛撫を受けていたのだ。
「ぅうん・・・。」
唸ってバジルは眼を開けた。その目には涙がにじんでいる。
「そんな顔して・・・。」
彼はバジルの顎を掴み、上を向かせた。首についている枷がジャラ・・・と音を立てる。
「そんな目で・・・。」
君は、僕を見つめる。
誘っているようにしか見えませんね。
いつからだろうか。君がこんなにも愛しくて、たまらないのだろう。
大好きで、本当に大好きで。
だから・・・
虐めたくなっちゃうんですよね。
☆★☆
ムクバジ大好きです・・・!
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