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ソクラテスが愛せなかった人
君は天使、じゃあないね
ガラス製の心臓
待ってよ私の魂さん
忌まわしき踊り子よ
さあて破滅まであと何分だろう
好きなだけ笑うといい
干からびた砂の上で
落としたもの、なくしたもの
100m先の幸せ
凹レンズの裏で想いは息をする
凸レンズの奥に潜む色
どうやらこの惑星は僕のことが嫌いみたいだ
神様ってのはせっかちだねえ
いいよ、愛してるなら
君のために吐いた言葉すら嘘になるんだと思う
泣き虫ロックガールの抵抗
笑え！微笑え！嘲笑え！
キッスから始まる地獄
飛び込むつもりかい、猫に成り下がった者よ
神経衰弱の死に様
人に成り果てた
スタートも何もそこはメビウスの輪だ
天使を真似る
あの頃、僕らは大人になりたがっていた。成長した今、僕らは大人にも子どもにもなりそこねた人間だ。
生きたい逝きたいイきたいよ
水脈が私を呼ぶの
誰かへ宛てたいダイイングメッセージ
恋を手掴み
たとえば世界が躓いた時とか
欲望は生き物であり、俺たちはそれを宿す容れものだ
右手にナイフ、左手には世界を
僅かな呼吸が君を生かすように
夜の蝉は静かに落ちていく
居場所を失え、さらば少年。
憂鬱なんて喜びの裏にある
そうして抱き合った僕らは、
浮かぶ不幸せ
まだ人間でいたいよ
レンズの曇る空にて
彼方から
我が儘に愛す
理屈は無くせ、理由を求めるな