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妄想の後輩といちゃいちゃするだけ3。〜よければ味見してもらえませんか〜



冬の人肌恋しさを脳内変換するだけ。



僕のアタマは年中常夏なだけ。




20いちゃ目


「あ…、イヤホン壊れちゃいました。もう…これ気に入ってたのに。」
「何の曲聴いてたの?」
「今流れてたのはフレネシのスプロウルですけど?」
「良かった!それなら知ってるしイヤホンになってあげるよ!ホラ、僕の唇を耳に当てて。」
「じゃあ、先ず先輩が耳に入るくらい折り畳まなきゃですね。」



21いちゃ目


「あ、先輩から電話……はい、何ですか?」
『あの、風邪ひいちゃって…、看病に来てくれないかな…』
「え…風邪ですか。衛生的にヤバそうなんで、電話とかやめてください。」



21.5いちゃ目


『ぐふ…わかった、いいよ…ぐすん…』
「先輩、何も見舞に行かないとは言ってませんよ?話聞いてないんですか、バカですね。」
『え!じ、じゃあ来てくれるの!?お粥作ってあーんしてペロペロとかしてくれるの!?』
「…風邪だけじゃなくて変態も伝染されそうなんでやっぱ嫌です。」



22いちゃ目


「最近ギター始めたんだ。」
「へぇ、素敵ですね。今度聴かせてくださいよ。」
「もちろん!僕の指さばきをその身体で味わうといいよ!」
「先輩、私もピアノできるんですけど、是非私のピアノ線さばきをその首で味わってください。」



23いちゃ目


「わぁ…なにそのピンクの飲み物…君好きだよね、そういう気持ち悪いの。」
「何言ってんですか、先輩の脳味噌と同じ色ですよ?ストロベリーコーラです。飲みます?」
「いや、でも君が飲み終えたボトルの飲み口は欲しい。」
「えぇ、ブレアズ・16ミリオン・リザーブを塗り込んでから差し上げますね。」



24いちゃ目


「ねぇねぇ、二の腕とおっぱいって同じくらいの柔らかさってホント?試しに触らせてよ。」
「私は先輩をいつでも打ち殺せるように鍛えてるんで、二の腕硬いと思いますよ。試しに死んでみますか?」



25いちゃ目


「ねぇ、おっぱい占いって知ってる?僕は断然Cカップ派なんだけど。」
「知りませんし先輩の好みなんて聞いてません。」
「あ、そう・・・ところで何カップ?」
「先輩、歯占いって知ってますか?先輩の歯を、好き、嫌い・・・って1本ずつ抜いていくんです。」



25.5いちゃ目


「あ、それだと僕、親知らずがまだ1本しか生えてないし、全部で奇数になるから“好き”になるよ!好きなの?僕のこと?」
「何甘いこと言ってんですか先輩、埋まってる親知らずも根こそぎですよ。」



26いちゃ目


「先輩、ちょっと飲みすぎじゃないですか?この前、調子乗ってひどく吐いたって言ってたじゃないですか。」
「大丈夫、僕が吐くのは君への愛の言葉だからね。」
「お望みなら、今すぐ胃の中の物を全部吐かせてさしあげますよ。」



27いちゃ目


『…はい、もしもし?…あ、先輩ですか。』
「ここ2日見ないけどどうしたの?」
『…風邪で…大丈…ごほごほ』
「僕の唾液には風邪を治す力があるんだけどチューしに行こうか?」
『けほ…ありがとうございます…ふ…ん…ごめんなさい…すぐ治します…』
「あ…なんか…ごめんなさい…」



28いちゃ目


「先輩、甘いものは好きですか?」
「も、もももちろん大好きだよ!何?くれるの?バレンタイン!?」
「当日はあげませんけど、練習にこれ作ってみたんで、よければ味見してもらえませんか?」
「食べる食べる!むぐ!…ん、おいしい!入ってるのアーモンド?」
「いえ、朝顔の種です。」



29いちゃ目


「ちょっと、先輩、あんまりくっついて歩かないで下さい。」
「ねぇ、君はいつになったらデレるの?僕、フラグ回収ミスった?」
「そういう一言一言が確実にバッドエンドのフラグを立てていくんですよ。そこによく刺さりそうなつららがありますし、リセットするなら手伝いますけど。」




春が待ち遠しい冬のつとめて。



霜柱の余地も許さぬ金沢の地より。



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あきゅろす。
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