駄文 一日一題失敗文 (緑ユリ) 「君が悪いんだからねぇ?」 ボクがあんなにも言ったのにぃ。 そう呟き、頭上で無邪気な子供が笑う。 それを、徐々に遠退いていく意識の中で、何処か冷静に聞いている自分。 (あぁ…どうして、) 考えても答えは見当たらない。 「ボクは悪くないよぉ」 全部、全部、君が悪いの。 君の取り巻き達が皆死んでしまったことも。 君の傍にいたあの子達が死んでしまったことも。 「彼奴が、死んでしまったことも」 君の所為なんだよ? 君が、ボクの言うことをちゃんと聞いてくれないから。 守ってくれないから。 だからボク、怒っちゃっただけだもの。 「だから、つい、殺しちゃっただけだものぉ」 ケラケラ。 ケラケラ。 壊れた人形のように。 狂った旋律のように。 子供が、動けない私の身体を愛おしそうに抱き締め、キスを落とす。 「ユーリ、君が悪いんだからねぇ?だから、これは罰なの。反省してぇ?」 くすくす、くすくす。 霞む意識の中で、子供が笑う。 最後まで、最期まで。 (…私は、お前だけを、見ていたのに…) 最期に見たのは、やはり、愛おしい子供の笑顔。 (最初に私を信じてくれなかったのは、君なのに…) +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ 『責任逃れ』の一日一題で失敗したお話。なんか違うべ。ってことでボツ。 他にもよくボツにしたものはあるんですが、これしか残してなかったですww← (最後まで書かないでボツにすることが殆どなので) ………そうか。 ボツにした話を駄文にアップすればいいのか!←ぇ?今頃?wwww 11,11,18 [*前へ] |