駄文
iridescent SMILE (緑+金)
ザーザー、というより、バシバシと叩くように降り頻る雨。
さっきまではあんなにも晴れていたというのに、今のこの荒れ模様はいったいどういうことだろうか。
カーテンで固く閉ざした窓の先なんて、見ずとも容易く知れる。
(…だからこの時期は嫌いなんだよ…)
ゲリラ豪雨。
夏の時期には多い、性質の悪い通り雨。
そう、普通の雨より性質が悪い。
急に勢いよく降り出したかと思えば、雷を伴って煩わしいばかりの音を激しく地面に叩き付けていく。
雷の音なんかどうだっていいけれど、雨の音だけは大嫌いだ。
無意味に頭が痛くなる。
イライラしてくる。
怖くなる。
(早くやめ……!)
ボクはベッドの上でシーツに包まり、必死に耳を塞いだ。
だけどもどうして、雨の音ってのはこんなにも不快で仕方がないんだろう…。
なんで、
どうして……耳を塞いでも、頭に響くの。
よく解らない恐怖の所為で、何処からか、ぼくを呼ぶ幻聴まで聞こえてくるような気がして…。
「―――ぅる…っさい…!!」
「んぶッ!」
八つ当たり宜しく、近くにあった枕を何処かへ投げ付けたら、その先から予想外の声が聞こえてきた。
意味が解らず、のらのろとシーツの隙間から顔を覗かせれば、ベッド脇で目映い金糸が揺れていて…。
シオンが、顔面を押さえてそこに蹲っていた。
「……なに」
つい、低い声を出してしまったけれど、彼にそれを気にした様子もなく、顔面に当たったであろう枕をぶつぶつ文句を言いながら拾っていた。
だけど不意に。
「来て」
そっとボクの手を引いて、窓辺へと連れていく。
動きたくないボクは嫌々と抵抗していたんだけれど……本当に、いったいその細い体の何処にこんな馬鹿力があるというの。
是非とも教えて欲しい。
ボクの体は簡単に窓辺へ。
ボク、今……子供の姿じゃないのに……これってすごく情けなくないかい…?
なんてことを考えていたら、シオンがふとカーテンを思い切り左右に開いた。
あまり見たくなくて、不機嫌を露わに見遣った窓の向こうには、予想通り、雨をまだ降らせている灰色の空があって。
だけど、そこには思いがけないものもあって…。
「虹っ」
そう言ってボクを振り返ったシオンは、
眩しい太陽にも、降り頻る豪雨にも絶対に負けないような、綺麗で眩しい笑顔だった。
iridescent SMILE
(ぁ、二重にかかってる…)
(きっとイイコトあるよな!)
(……ガキ…)
膨れてみせるシオンの柔らかい頬を摘むボクの顔にも、いつの間にか笑みが浮いていた。
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どうもおはこんばんちわ。タイトルセンス皆無なミズチです。
どうやったらカッコイイタイトルが身につけられますか。
何年もオンとオフで活動しているというのに、未だにタイトルセンスだけは身につきません。(絵と文もまだまだですが…)
もうヤケで『レインボーブリッジ』とかつけたら殴られますよね←←
因みにこれは1度間違えて一日一題に載せたお話でした…!(加筆はちょびっと致しました…)
知っている方は知っている…!いや……皆さん知ってますよねホントすいませんでしたorzorz
相当アホですよね…!自信満々でアップしてんだから。しかも初日だったしww
教えて頂いた時めっさ恥ずかったwwwアホすぎる自分がwww(^q^)
電車内で若干騒ぎそうになりましたからねwww……あれ。騒いだかもしれない←←←←
1人じゃなかったからついね…!←←
あの日山手線内でアホな奴を見掛けた方がいましたら、あれは私ですorzorz爆笑
10,09,27
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