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翌日目が覚めると職員室に来てくださいとだけ書いてあるおそらく鳴海先生からだろう手紙が置いてあった。職員室ってどこなん。しかも流れからして初日からクラスに入れられるはめになりそうだな。

標識と勘だけを頼りにどうにかして職員室に辿り着いた。そういえば来る途中1人も生徒を見なかったな。ふと時計に目を向けると10時半。そりゃ当たり前か。みんなこの時間授業受けてるもんね。
「失礼します。鳴海先生いらっしゃいますか?」
「おお、みょうじ。もうすぐ戻ってくるだろうからちょっと待ってろ。」
「あ、はあ。」
ドアを開けるとすぐそこには原作でもおなじみの神野先生がすわっていた。2Dが3Dになるとこんなにも迫力が違うのか。あまりの恐さに思わず後ずさりしそうになった。
「なまえちゃん、遅れてごめんね〜」
少しすると息を切らした鳴海先生が入ってきた。
「早速で悪いんだけど部屋に案内するね」
鳴海先生の後についていくとなにやら寮らしきものが見えてきた。
「この学園は全寮制でね。なまえちゃんもこの寮で生活してもらうことになるんだけどいいかな?」
いいも何も私にはこの世界に家がない。喜んで住まわしてもらおう。
入り口から大きなロボットか出てきた。うわ、タカハシさんだ。
「じゃぁあとはタカハシさんが色々教えてくれるからね。」
「よろしくダス」
それだけ言うと方向転換しまた寮の中に戻っていこうとしたのであわてて付いていった。その日は洗濯はどうしろだとか何時起床だとか色々な決まりをたたきこまれた挙句なぜだか夕飯の手伝いまでさせられた。部屋に戻った頃にはぐったりだった。うーん。明日は暇でどうせやることもないだろうから学校にでもいこうかな。



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