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「なまえちゃんのアリスみたいだね、それ。」
あ、そうか。これは私のアリスなのか。
「これが私のアリス?想像したものが出てくるアリスってことかな?」
「うん、多分そんな感じ。よかったね、見つかって。」
もっと感動的な感じで見つかるかと思ったのに生活の一部にして見つけてしまった。まあいいか。
「ありがとう。心読み君がスプーン落としてくれたおかげだよ」
「なまえちゃんがおせっかいなだけ。」
せっかく綺麗にしてあげたのにその言い方はなんだ、非難の意味でじろりと横目で見ると頬がほんのりと赤く染まっていた。
部屋に戻って今一度自分のアリスを確かめてみる。お菓子、洋服、ハムスター、犬…は無理らしい。どうやらあんまり大きなものはまだ作りだせないようだ。それと消すことも出来ないらしい。これでようやくこの学園に入学する事が出来る。少しホッとしたのかこの日はすぐに寝付けた。



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あきゅろす。
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