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おまけ
ペットショップの前でホーマーが立ち止まった。
窓越しに黒い仔猫。ケージの中のボールに夢中で、こっちをちらりとも見ない。
通りを向いて張り付けられた手書きのネームプレートには、品種の説明がされている。

「へぇ、ボンベイだあ」
「おぅ」
「目が青いや」
「そうだな」
「この時期だけなんだろうけど」


「は?」
ワットの一言で、今まで何故か満足そうだったホーマーの眉間に皺が寄る。
「猫って子供の頃はみんな青い目なんだよ。大人になるに連れて、だんだん変わってくるんだって。この品種だと金色っぽくなるんじゃないかなぁ」
「…へぇ」
「………何か、落ち込んでない?」
「別に。帰るぞ」



帰り道、ホーマーの肩が落ちて見えたのはワットの見間違いではない。多分。

END

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ホマをいぢめるのは楽しいなぁ☆(言っちゃった)
ワットも天然、で腹黒。猫ネタはまたいつか書いてそう…。




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