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ボンベイ
ペットショップの前でパンサーが立ち止まった。
窓越しに黒い仔猫。興味深げにパンサーを見つめている。
通りを向いて張り付けられた手書きのネームプレートには、品種の説明がされている。

「ミニパンサー、だと」
「ん、んー」
ちゃかすようにホーマーが言っても、猫を見るのに一生懸命であまり耳に入ってないらしい。もともと動物は好きなほうなのだ。もっとも、経済的な理由で、飼うのは難しいのだろうが。
「早くしねーと集合遅れっぞ」
「あ、ぅんー」
やれやれと半ば引き剥がすようにそこから退去させる。
名残惜しそうに、仔猫とパンサーの視線が交された。

「気に入ったかあの猫」
歩きながらホーマーが尋ねた。体つきがしっかりしていて野生味のある背格好は、確かに小さな黒豹という感じだった。パンサーが気になるのもわかる気がする。
「あの猫…」
独り言のようにパンサーが呟く。
「ホーマーと同じ眼の色してたな」





ホーマーが一瞬フリーズした。
「あー!やっぱり何か飼いてぇなー!」
友人の変化にまったく気付く様子もなく、歩いていくパンサー。
(あの猫、飼ってみるか?)
そんな思惑が軽く寄切った。


END(?)

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題は猫の品種名。黒い短毛に丸い顔と丸い目が可愛らしい。ちなみに性格はおっとりしてるらしいです。
パンサがホマをときめかすのはいつだって突然。というか天然。


おまけ



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