強烈な快感と恥辱に身悶えする|BL小説|裏夢小説|官能小説|エロ小説
身体を拘束しながら馬乗りに


男の視線は、座敷に敷かれていた布団へと向けられた。


そしてアユムの片腕を掴んでくるや、男は部屋の奥へと強引に誘おうとしてくる。


だがアユムはその場で足を踏ん張らせ、男の行動に抗う。


「どうした?」


「………」


「今さら、何を迷ってやがる?」


「お、俺は……」


「何しにここへ来たのか、お前が一番よく分かってんだろ?」


「………」


アユムの抵抗はそこまでだった。


途方に暮れ、泣きそうになりながらアユムは立ち竦んでしまう。


進退に窮しきったアユムの姿を眺めながら、男はどこか呆れた様に溜息を吐く。


「しゃーねぇ奴だな、そんなら俺が最後まで悪者になってやるよ」


次の瞬間、アユムの腕を男はグイッと乱暴に引っ張り寄せてきた。


「あっ……!」


結局、アユムは何も出来ないまま布団の上へとうつ伏せに身体を押し付けられてしまう。


男はそんなアユムの身体を拘束しながら、馬乗りに覆い被さってくる。


布団の上でアユムは怯えきっていた。誰の助けも期待出来ない空間。


恐怖がいよいよアユムの心を萎縮させていく。


「自分で選んだ道だ、後悔ないだろ?」


「やめてください……」


か細い声で、アユムはそう言うのがやっとだった。


だが男は完全に無視し、アユムの腰を一気に掴み上げてくる。


「もっと脚広げて、ケツをこっちへ突き出せ」


浴衣の裾が、男の手で大胆に捲り上げられてしまう。


そしてさらに、穿いていた下着までもが容赦なく引き下ろされる。


纏っていたものを失い、アユムの下半身は呆気なく露にされてしまう。


すでに弾けんばかりに勃起したペニスと肛門が、ありありと男の視線に晒される。


電気で明々とした部屋の中、アユムは布団へと顔を強く埋めその恥辱に耐えねばならなかった。


無防備な肛門へ、男は容赦なく視線を浴びせてくる。


まさに見世物のごとく、アユムは無言の中で精神的にいたぶられ、惨めさにプライドを徹底的に踏み躙られていく。


いっそこのまま舌を噛んでしまいたいと、アユムは本気でそんな衝動すら覚えてしまう。


だがそれでも、男は何もしないままひたすらアユムの痴態に満ちた姿を眺め続ける。


「抵抗しないのか?」


男の問いに、アユムは答える事が出来なかった。


「こんな惚れ惚れするケツの穴をじっくりと拝ませられちゃ、俺だってもう容赦しないぜ?」


「俺が何言ったところで……あんたは自分のしたいようにするだけだろが……」


「なるほど、覚悟は出来てるみたいだな」


「………」


男は一旦俺から離れ、部屋の隅に置いてあったカバンへと手を伸ばす。中を探り、取り出されたのはプラスチック製の小さな細長い容器。


四つん這いになったまま待たされるアユムは、その正体を嫌でも悟らされる。


臀部を突き出すアユムの背後へ、再び男は身を置く。


「風呂場ではすまなかったな、とっさの出来心だっただけにあんな乱暴にしちまって。その分、今回は下準備を念入りにしてやっからよ」


キャップを外し、容器を下へと傾けてきた。中から透明な粘液がドロドロと零れ出す。


その液体が、真下に位置するアユムの臀部へと落ちていく。


アユムは身体を硬直させたままなおも動けなかった。


ローションでアユムのヒップや肛門はそのままベトベトになってしまう。


ひんやりとした液状の感覚が肌に広がっていく。


(このままじゃ、俺……)


若気の至りなどと言い訳にもならない、本気で男に犯される状況の中に今自分がいるのである。


だがそれでも、アユムは男に逆らう事が出来なかった。


むしろ男へと肛門を晒しながら、アユムは露天風呂での記憶とあの生々しい辱めの感覚を蘇らせていく。


(何で……何でだよ……)


強張った身体が、小刻みに震える。男の視線と辱めに、自然と身体が火照ってきてしまう。


「もう待ち遠しくて堪んねぇのか?」


まるで見透かした様な男の言葉がすかさず投げ掛けられてくる。


「ち、違う……!」


「今さら俺に言い訳したって、しょうがないだろが」


男が鼻で笑う。そして今やローションですっかり潤んだアユムの蕾へ、男は指先を押し当ててきた。


ゾクッと、身震いしそうな感覚がアユムの中を駆け巡る。


アユムへと向けられた瞳が残酷な輝きを増していく。


収縮した蕾が、再び男の手によって押し広げられていく。


「んっ……」


突き立てられた指が、ゆっくりと俺の中へ侵入してくる。


露天風呂の時とは対照的に、極めて穏やかな形でそのおぞましい行為が刻々と進んでいく。


「へへ、まさかここまであっさり身を委ねてくるたぁ、思いもしなかったぜ」

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あきゅろす。
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