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4人の男達は風紀の2人が連れて行った。
そして蓬来様と2人きりに。

僕に背を向けてる蓬来様へ目を向けられない。


だって、僕は臆病者だから…。

くるりと振り向いた蓬来様に肩がびくりと跳ねた。



『貴方は…、』

「あ、のっ…ちち違うんです…っ、」



ゆっくりと近付いてくる蓬来様にびくつく。



「ぼく、別に蓬来様にっめ迷惑かけたかった訳、じゃなくって…っ、」



遂に目の前まで来た蓬来様は何故かしゃがんで、僕と目線を合わせた。



『頬、赤い…。平気?』

「…ぅ、あ、」

『あのクソ野郎共が…、傷が残ったらどうしてくれようか…っ。』



ぶつぶつと呟く言葉が聞き取れず、首を傾げる。

突如蓬来様の手のひらが頬に触れる。
触れ合う場所が熱い。



『光より仕える者達、癒せ、その能(ちから)で。』

「な、んで…、」



助けたんですか。
言おうとした言葉は出てこなくて、唯口だけがぱくぱく動く。

そんな僕に首を傾げる蓬来様。



『保健室の方がよかった?』

「い、いや…そうじゃなくって……、何で僕を助けたんですか…。」

『あぁ…、風紀にお願いされたから。』



そう言った後に僕の腕を引く蓬来様に戸惑う。

連れてこられた場所は風紀室だった。







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あきゅろす。
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