[通常モード] [URL送信]

ごみばこ
破れない殻と笑う君(シュウ語り)
夏の太陽の花が綻びるとき
隅で宿ったこの蕾


幾度もこの気持ちを恨み、波で攫って欲しいと願ったけど

狂おしい想いは鼓動となって高鳴って
意味を成さない言の葉を吐き出す



けれども日々募る痛みは消せなくて

一人歩いていけなくて



レールから食み出た足を懸命に引き戻す


《あぁ、残酷だ。》




目の前の甘い甘いチョコレート

一口頬張れば済む事なのに

僕は少し濁ったビー玉越しにそれをみていた


その硝子玉を破れない儘。



『シュウは私のライバルよ』

END




駄文失礼致しましたー!!
夏イメージのシュウの気持ちを少々抽象的に書いてみました。(汗)


ハルカが好きなのだけれど、当のハルカはシュウを『ライバル』だという固定観念でしか見ておらず、困惑し、気持ちを押さえ込む、と言う設定です。

最後の言葉はハルカもシュウと同様、恥じらいながら必死に本音を隠す為のものだったらいいなぁ、と裏設定(笑)


[*前へ][次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!