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第8話 ときめきドキドキ



「聞けぇえ愚民共ォオオ!!」





総悟と一緒に居なくなってから私たちは全く話してない


そんな日が続いて数日





お弁当の時間に神楽が走って叫ぶ





『球技大会?』

「そういえばもうそんな時期かしら」

「なにやんだ?」

「クラス対抗ドッジアル!」

『え…』

「ちなみに男女剛毛らしいネ」

「混合よ、神楽ちゃん」




帰り練習するネ!といって凄い勢いで弁当を食べ始める神楽



球技、大会か…


『…はぁ』

「どうした、うかない顔して」

『だって…』





あれからトシとしゃべる回数が増えた気がする

『球技苦手…』

「そいやぁそうだったな」

『憂鬱……』




落ち込む私に肩を叩いてくれる







『何、励ましてくれてるの?』

「お前確かハンドボール投げ12mだったもんな」

『笑うなマヨネーズ』



私にとって新記録なのに



「男女混合だから大丈夫だろ」

『余計怖いよ』

「俺が護ってやるよ」





最後に頭をたたいて席に戻っていったトシ



「柑名ー、弁当食べないと時間なくなるヨ!」




…あれ?なんだろ



「柑名ちゃん顔、真っ赤よ?」

「暑いアルか?」








『暑い、かも…』






“俺が護ってやるよ”




『ばか…』



トシなんかにときめいちゃったよ








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あきゅろす。
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