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第16話 インスピレーション




「あ、マジでいるよ」

「うっそ!」

『……何?』



下駄箱に入っていた手紙



“試合が終わったら教室に来い”



総悟の“彼女”が送ってきたもの




「あんたさー」

1コ下にもかかわらずタメ語となめた態度



「うざいんだけど」

『……』

「沖田先輩の次は土方先輩かよ」



私を取り囲むように並ぶ






「沖田先輩も土方先輩も優しいんだよ!!」

「調子のんなブス!」







流石にここまで言われたら私もムカつくわけで…



『総悟とトシが優しい…?』

「な、なんだよ」

『ばっかじゃないの?あんた逹』

「な…」

『じゃあその“優しい沖田先輩と土方先輩”があんた逹に優しくしてくれたことあんの?』




その言葉に黙る女逹


『それはあんた逹の理想』

「うるさい…」

『…』

「うるさい!

あんたさえ居なければ沖田先輩と…」




“彼女”は急に泣き出した

周りの奴が慰める





…しょうもない




「あんた死んじゃえよ!」

「入ってきていいよ」


女が叫んだとき教室の扉が開いた




そこには


「あーこの人なんだ」

「結構可愛いじゃん」

「好み〜」





3人の男

そして勝ち誇った顔をする女




…ちょっとヤバいかも


後ろの扉は鍵がかかっていて前の扉は男逹がいる



どうやって逃げよう…




嫌な予感しかしなくて焦りだす



そして一人の女が口を開いた










「無茶苦茶にしてやってよ」









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