▼跡部 『無視かっ!』
「はぁぁ、今日も忍足君かっこいい。」
屋上から望遠鏡を覗いている、謎の人物こと私名字名前。
えっ?それ、ストーカーじゃねって?
やだなぁ、ストーカーじゃないですよ。
ただの変態ですよ、あははh、ぐぎゃ。
「あははじゃねぇだろ、名字。」
「いったぁ、テニスボールって結構痛いんですけどー、跡部君。」
「どうしてお前はいつもいつもいつも」
もう、私の幸せな時間を奪わないでほしいわ。あぁ、それにしても、その黒板を見つめる目。すらっとした指が鉛筆を握って…。
「私も握られたい。」
がっしいと背後から掴まれると。
「俺が握ってやるよ、…その首をな。」
「くりゅしいでふ、あとべきゅん。」
「俺の話を聞・い・て・た・か?」
「聞いてまひた、聞いてまひた!」
「…ふん。」
はぁはぁ、殺されるかと思った。
全く、跡部君ったら構ってくれないと、すぐ拗ねちゃうんだから。
「おい、聞こえてんぞ」
「あれ、そういえば跡部君」
「無視かっ!」
「どうして、こんな所にいるの?」
「…。」
「…。」
「…。」
「……えっ。」
どうしてでしょう?
跡部君の顔は笑っているのに(気味悪くだけど)
どうしてでしょう?
再び私は首を握られてるのでしょう?
「やっぱり、聞いてないじゃねぇかぁぁぁ!」
こんな日もあるのですよ
(マジでまじで首しまってますぅ。)
(知るかッ!)
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