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デュララリ!!
標的.07!!
 次の日。
授業はいたって普通に進んでいた。
ちなむと、ツナと帝人は席が近いからかすぐに仲良くなった。

――それにしても、平和だなあ。

ツナはふとそんな事を思った。
直後、授業間の休み終了のチャイムが彼の耳に入る。
皆が慌てて席に着くと、少ししてリボーンがやってくる。
日直の号令があり、本日の6時間目、ホームルームが始まる――はずだった。

「えーと、今日は、来月行われる横浜での校外学習の班決めと栞の読み合わせです」

彼の第一声は耳を疑う物だった。
ツナは色々言いたかったが、どうにか抑える。

「では進行は……竜ヶ峰君と園原さん、お願いします」
「はい」

2人は同時に返事して前に出る。
先に口を開いたのは、帝人だった。

 しばらくすると話は随分と簡単に進んでいた。
そんな折、授業の終わりを告げるチャイムが、スピーカーから数回のリピートをかけて鳴り響く。
リボーンは『号令は良いので、一度休憩にしましょう』と言った。
SHRまでの約5分間。
ツナはその間にリボーンに近づく。

「先生」
「何ですか? 沢田君」
「お知らせです」

そう言って彼が周りに気づかれないように小さく折り畳んだメモを渡せば、リボーンは『わかりました』と言ってスーツの胸ポケットにしまった。

 これは、共に住んでいるボンゴレファミリーのメンバーで決めた方法だ。
新任教師となったリボーンと『何時頃に帰ってきますか』などという会話はもちろんできない。
故に、メモでやり取りする事にしたのだ。
ちなむと今のは『夕飯は何がいいですか』である。
閑話休題。

 席についたツナがふと時計に目をやった途端、チャイムが鳴り響いた。
慌てて皆が席に着くと、いつも通りのSHRが始まる。

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