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 少しすると、爺さんは『そう、転生だ』と繰り返した。

「あー。 ネットでそんな感じの小説を見た事がありますー」

カエルが口を挟んできたから、俺は近づいて口を開いた。

「何お前。 そういや六道がいつも休みの日に部屋に篭ってるっつってたけど、まさか」
「ネットサーフィンですー。 術士って変装とか重宝されますから、情報勝負なんですよー?」

そう言ってあいつは首を傾げたけど、正直どうでも良くて『へぇ』と呟いた。
すると、俺達の会話を聞いていたのか、それとも会話が偶然聞こえたのか。
レヴィがカエルを見て口を開く。

「どう言った内容だったんだ? フラン」
「武器と魔法の世界に転生した主人公が、腐った貴族を倒したり、色々あって魔力のない通称『魔盲』の魔力をどうにかして開眼させたりしてー、結局は世界を救う話ですねー」

相手の問いに、カエルは意外に素直に答えた。

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あきゅろす。
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