あの時と同じ場所で また二人、笑い合えたらいいな。 ってアイツの笑った顔、見たことねぇや。 ……だけどアイツ…サスケは、嬉しい時はなんていうか、しぐさとか、クセ?そういうので笑ってるんだなっていうのが分かった。 なんとなく、なんだけど。 サスケが嬉しいと、なんだかこっちまで嬉しくなってきて。……だけど、なんかくすぐったくって。 それでも楽しかった。 昔みたいにこの場所で、一緒に笑いあえたらいいな。 二度と戻ることはない。 仲間同士でつるんで、喜びを分かち合うだとか、悲しみは半分だとか、生ぬるい馴れ合いはもうしない。 そんなじゃれあい、自分が本当に大切にしている思いを弱くしてしまうだけだ。 オレはオレの道を行く。 オレは復讐者だ。 何者も、邪魔をするものは許さない。 友だとか、関係ない。 もう戻らない。 戻れない。 昔みたいなあの場所へ、また帰ることはない。 望むは異して。 時は廻り、 たどり着く先はしかし。 Fin. ‐‐‐‐‐ 【090112】修正加筆 [*前へ][次へ#] [戻る] |