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※気のない恋人と同じ設定





こんな生活いつまで続くのだろう。
サスケは相変わらず外に出ようとしないし、掃除も洗濯もしない。ただ、畳の上でゴロゴロしてるだけ。そんなに畳が好きなのか。そんなに畳って気持ちいいのか。悔しくなって、いっぺん家中の畳を引き剥がしてやろうかとも考えたけど、元に戻すのが大変そうだったからヤメにした。どうせサスケも手伝ってはくれないだろうし。
オレってばなんて堅実!

だから、オレは引き剥がすのをヤメにした。その代わりに、オレも畳の上に寝っ転がることにしてみた。サスケが寝っ転がってる脇に、畳を背にして仰向けになって、天井を見上げてみた。畳はもう古いものだからいぐさの良い香りなんて全くしなかったし、天井だってただ木の目が並んでいるだけだから、全く全然おもしろくなかった。おもしろくもなんともなかったからサスケの方を向いてみた。そしたら、珍しくサスケがこっち向いてて、久しぶりに目を合わせた気がした。

「ナルト。」
「ん。」
「あいしてる。」

あいしてる。そのたった5文字の言葉に、サスケはどれだけの気持ちを込めたのだろう。サスケに、普通の一般常識を当てはめて考えるのはとても難しいように感じた。だって、サスケは今だって、右の頬に赤く畳の痕をつけたままオレに話しかけているのだから。オレにはサスケの意図が図りかねなかった。だから、

「畳よりも?」

って聞いたら、サスケが顔中のパーツを歪めてくるもんだから、おもしろくって笑いが止まらなかった。
















fin.
‐‐‐‐‐
補足していいですか←
ね、サスケに畳の跡はあるのに、ナルトの跡はないんですよ。そういうことですよ。分かりにくすぎですね。ハイ。

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あきゅろす。
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