洗濯物※イロモノ
※ナルトもサスケも変態です
※捏造未来、半同棲
「今日はオレに任せとけ。」
そう、オレは疲れていたんだ。だから、ナルトのその言葉に二つ返事で頷いてしまったんだ。
久々のSランク任務で朝帰り。
洗濯籠に適当に服を突っ込むとザッと風呂に入っただけで、ご飯も済ませず倒れるようにベッドインしたのは何時の事だろう。
目が覚めるとまだ太陽が眩しくて、その日の昼なのか、はたまた丸一日寝ていたのかさっぱりわからなかった。
とりあえずお腹が空いていたので冷蔵庫のものを適当に漁った。テーブルに置いてあったラップのしてあるラーメンどんぶりは見てないことにした。
テレビを点けるとちょうどニュースがやっていて、なんだ、まだ数時間しか経っていないことがわかった。
「あ、起きた?」
声のする方を見るとナルトがベランダにいるのが見えた。
「もうちょっとで終わるから待っててってば!」
ナルトは、ベランダで洗濯物を干していた。
ナルトは、ベランダでオレのパンツを干していた。
ナルトは、それはそれは丁寧に皺を伸ばし、オレのパンツを綺麗に干していた。
手のひらでパンツの内側と外側の両方から布を挟んで、ピンと音がするんじゃないかってくらい真っ直ぐに伸ばす。
ナルトの手が何度もオレのパンツを行き来する。
そんなナルトを見て、オレは――。
ナルトはもう一枚、オレのパンツを籠から取り出した。
ちなみに、物干し竿にはすでに4枚のパンツが干されていて、それを合わせると5枚目のパンツになる。
ちなみのちなみに、オレはパンツを全部で8枚持っていて、今1枚はいている。そして、昨日洗濯籠に入れたのは、間違いなく昨日はいてた1枚である。それ以外のパンツを洗濯籠に入れた覚えは、ない。
ナルトは、取り出したまだ湿ったソレを顔に思いっきり近づけて息を吸い込んでいた。
思いっきり吸い込んだ後は満足したように笑い、またさっきと同じように丁寧にパンツを干した。
最終的に干された7枚のパンツは、午後の眩しい太陽の中、そよ風に揺られていた。
fin.
‐‐‐‐‐
ナルトにサスケのパンツ干して欲しかっただけなのに大変な変態になってしまった。
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