05、 落ちる空 ※山→←土 原作 遠い。遠い。 どんなに手を伸ばしても届かない。所詮俺は地味のジミーだし。それでも好きな気持ちは消えないし消したくもない。いいでしょ副長。俺仕事頑張ります。副長のお役に立てるように死力尽くすんで好きでいるの、許して下さいね。 「副長〜!頼まれてた書類終わりましたよ。」 「おぉ。ありがとな。悪ぃけどこれも頼まれてくれるか?」 「いいっすよ」 渡されたメモ用紙を見てみると、『マヨネーズ2ダース』とだけ書かれていた。2ダースって…24本?あんなに仕事切り詰めてやっといて栄養源がマヨネーズだなんて…体に悪すぎる。かと言って買わない訳にもいかないので、カロリーハーフにしておいた。副長は『味が薄い』だのなんだの文句言ってたけど、だったら煙草止めて下さいよって話です。 「俺、副長の体が心配なんですよ。あんま無理しないで下さいね」 「…なんだよ気色悪ぃ」 気色悪ぃ、か。でも心なしか副長の顔は赤くて、嬉しそうだった。気のせいかな。……気のせいじゃないといいな。 「…やまざ、き」 「…どーかしましたか」 「俺は…お前に休まれたら、困る。だから…その…」 「体に気をつけろよ、ですか」 「ま、まぁそういう事だ」 「何か笑えますね、俺ら」 「……そーだな」 毎日顔合わせてるってのに今更お互いの心配して。俺は副長のこと何時でも考えてるから当たり前なんだけどさ。副長に心配してもらえるだなんて。 しかもお前がいないと困る、だって。殺し文句ですか。 副長、耳真っ赤ですよ。って教えてあげたら、うるせぇばーか。とのお返事。 手を伸ばしても届かない? 自分の力が足りなかっただけじゃないか。 引き寄せるように、強く。 思いが伝わればそれでいいのかもしれない。 相手は案外、あっちから落ちてきてくれそうだ。 ────── 意味わかりますでしょうか。駄文ほんとすいません。 タイトルで言うと 空イコール土方さんです。 山崎に落ちる土方、みたいな。 意味不明すぎて説明入れました← ←→ |