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跡部の妹
静かな昼下がり。
屋上のコンクリートに落ちる、向かい合う二つの影。初夏の風が舞い、今まで俯いていた少女の前髪をそっと撫ぜた。
それを鬱陶しそうに払いながら顔を上げた彼女の目は、魅惑のブルー。
「………嘘つき、」
少女は目から零れた涙を隠そうともせず、目の前にいる男をまっすぐに睨んだ。
「景吾、私、あなたのこと、ずっと大嫌いだった」
My sister
My brother
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