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空を見上げて
標的18 その1

右手にナイフ、左手にフォークをもって朝ご飯のホットケーキを食べる。

ん…美味しい。

けど、こんなに山盛りの生クリームは要らなかったかも。


『ねぇ、マーモン。毎朝…いや毎食こんな感じなの?』

「そうだよ」


淡々と答えるマーモンに対して私は頬をひきつらせた。

何故かというと今私達の頭上ではティーカップや皿、ナイフやフォークが飛び交っている。

投げている奴らは言わなくても分かるかもしれないが、スクアーロとレビィ、そして重傷怪我人であるはずのベルだ。

いや、ヴァリアーだからこんな感じになるのかなって思ったけど本当になるとは。

漫画じゃあるまいし………、ってそういえば漫画でしたね。

被害を受けないようにさらに小さくなってホットケーキを切ってると、投げていた奴らの声が綺麗にハモった。


「う゛ぉい…」
「なっ…」
「げっ…」


何事かと思い少し顔を上げると何故か上から水らしきものをかぶる。

水ってかこの匂いは紅茶?


『…………』

「…大丈夫かい?」

『濡れたこと以外は大丈夫』

「なら大丈夫だね。…ほらタオル」


顔の向きはそのままでマーモンからタオルを受け取ろうとしたら手が宙をきる。


「ムッ…」


今度は向いてみるが、タオルなんて無くマーモンは目を丸くしている……と思われる。


「……ゴメン、風呂場まで行かないと無かったよ」

『わ、分かった』


ベルたちもビックリしているようだし…どうかした?

よくある下着が透けてるもパーカー着てるから無いだろう。

あっ、XANXUSは気にもとめてないみたいだけど。

違和感を感じながら立ち上がり部屋を出ようとするが、思い出したことがあり振り返る。


『…服のクリーニング代の十倍、各個人で宜しく』


そう(目の笑っていない)笑顔で言い残して、服を取りに借りてる部屋へと向かった。


Θ


『痛っ…』


服を脱ぎ、軽くシャワーを浴びてから湯船に浸かると左肩に痛みが走る。

やっぱり、一昨日無理しすぎたかな…。

ゆっくり肩を撫でながら、ランボを助けた事を思い返す。

…あそこは無理しないとまた繰り返す事になっていた。

けど骸にはあぁ言ったけが、私が終わらすより他の人の方が良いのでは?という考えもよぎる。





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