空を見上げて
標的2 その5
『それは、私から話すよ。私の事だし』
すると、今の今まで黙っていたリボーンが口を開く。
「お前の事というのは、体験したことか?」
私は首を縦に振ってその言葉を肯定してから、話し出した。
『私はさっき、エレベーターから降りたときに京子とぶつかってしまってその時に二人と知り合ったんだけど…。
エレベーターに乗ったのは此処の病院じゃなくて…大阪だったの。
つまり私は大阪でエレベーターに乗って、降りたら此処、並盛にいたんだ』
ゆっくり話して行くにつれ私は顔を俯かせた。
男子達の反応が怖かったからだ。
そんな私は――臆病者だ。
〜標的2 END〜
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