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BASARA(+オリキャラ)小説
逃ゲズニ立チドマッタ後ハ_家康+慶次(若干友垣)3妄想若干ネタバレ注意
※ 【注意!】:3台詞全集を最初一通り読み終えた時の妄想慶次ルート後設定ですのでネタバレ箇所は在りますが、所詮やっては居ないので要領を得ていない箇所が出るかも知れません。 ※
※ それでも『妄想小説だから読んでやろう』と言う"心の広い方"はどうぞお読みになって下さいませ☆ ※


「…慶次」
 空を見上げたままの哀愁漂うその背中に、
立ち去り辛くて黙って見ていた徳川家康は、気遣わしげに呼び掛けた。

 声を掛けられて…とっくに家康が立ち去っているものと思っていた慶次は、
一瞬、現実に引き戻されたように肩を揺らすも…幼かった竹千代を思い返せば当たり前かと内心納得するように微かに笑い、
顔を引き締める為に両頬をたたいた後、振り返って話してくれた礼と、己の本心をそのまま相手に伝える。
「あ、ああ…家康、教えてくれてありがとさん…まだ俺は、お前を許すつもりはない。
だけどなぁ…家康。もし、選んだ道を後悔せずに貫き通すって誓うなら俺は、…絶対、味方に成らないけれども敵にも成らない。
そうして見守る事で、ずっとお前を嫌いのままで或ることはしないからさ…」
 慶次の礼の後の『ゆるすつもりはない』と言う言葉に家康は、
己がしたコトとは言え落胆の色を見せるも、続く相手の譲歩する様な言葉を聞き受けた時は弾かれる様に顔を上げ、
一瞬、胸を若干撫で下ろす様にホッとした顔に成ったのに直ぐに真剣な顔になって了解の意を示す。
「っ!?そうか…お前にそう言って貰えるなら…あい解った。
この徳川家康が、前田慶次…おめぇとの絆に賭けて誓おう。
必ず、この日の本を天下泰平の世にすると!」
 その家康の言葉と様子で相手の覚悟を見て取れた慶次は、
若干垣間見せた変らない部分も手伝って笑って頷き、言質を受けたコトを再度軽く念を押しておく。
「ああ、見守ってるからさ!」


 …家康と別れて暫らく…離れた場所で、慶次は一度立ち止まり、大きく深呼吸をする。
『ウキッ』
その時、今迄慶次の懐に隠れていた夢吉は、慶次の緊張が解けたコトが解り顔を出した後、
心配そうな顔をしながら素早く肩へと移動して慶次の顔色を窺う。
そんな夢吉へ慶次は大丈夫だと笑い掛けた後、
笑顔のまま空に目線を上げながら気持ちを変える様に…己に言い聞かせる様に事もなげに言う。
「…さて、と…謙信と島津のじぃちゃん、それと孫市には、
(切っ掛けを作ってくれた)礼を言わなくちゃぁいけないな…」


― 逃ゲズニ立チドマッタ後ハ ―


見上げた空の先を慶次は見詰めながら心で、逝ってしまった相手に語り掛ける。
(もし次も...出会えたなら、最初は拳で喧嘩して、それから...また友に成るってのも悪くないだろ?なぁ...秀吉、半兵衛)


END

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《あとがき》(と、いう名の言い訳+若干ネタバレ注意)
 とうとう購入致しました【戦国BASARA3】台詞全集(若干略称)☆
今回"慶次第二ルートの最終絵巻"(←仮)後を若干友垣のような妄想致しましたのですよ。
そう、相変わらず実物やってませぬっ!(←だって…まだまだ外伝&BHの完全コンプート奮闘中?ですもの☆)

 帰って直ぐ、大体流し読み致しました感想は…ほとんどフラグたってません?
いえ、死亡の方では在りませぬ…ラブです!好きの方ですっ!
蒼紅の間は言わずもがなですが
…元就と元親、元親と孫市、徳川と元親、
徳川と石田、石田と大谷、石田と島津、島津と立花
ナド等…『オマエら、実は好きだったんだろう?』とか突っ込み入れながら流し読みぃ〜☆
 そして、慶次絡みで一番印象深かったのは、お市さま(のルートで)が慶次さんに言った「豪華な羽」と「綺麗な鳥さん」の部分!
おっ、お解かりに成られましたか、お市さまっ!?慶ちゃんが"清らかな魂"であるとっ!(←読んで受けた印象です!)
しかもっ鶴姫ちゃんに「見付かりますよ」とお墨付きまで貰ってますよぉ!(←終始興奮気味☆)

 まあ短いですが、そんなこんなで慶次ルート一・二と読んでいて直ぐに浮かんだのが友垣の様なこの妄想で御座います!

 ここまで読んで戴きましてありがとうございました。

作成者:葵琉璃

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