過去拍手文
C
オジイが縁側に座って見守る中、俺達は今日の収穫の調理に取り掛かる。
「剣太郎、ダビデ、ちゃんと手は洗って下さいよー。」
「うぃ。」
いっちゃんがアイツ等の面倒を見てる間に亮と首藤が今日の収穫の確認をしながらレシピを考える。
俺とサエは七輪の準備。
「淳にも見せてあげたいな。」
「……写メで送るとか?」
首藤の言葉に亮はクスクス笑いながらバケツの中の魚を携帯で写真におさめて行く。
オイオイ…
「それにしても、本当に色々釣って来たね。」
「今日は入れ食いでした!」
剣太郎の後ろからダビデが来て無言でバケツに手を突っ込み、まだ生きてる魚を掴み取った!?
「今から、サバを捌く…ぷっ。」
「ダビデ、まだサバの季節じゃないって知ってるかい?もう一度、秋にやり直しだ。」
「Σ!?」
サエの言ってる事はあながち間違ってねぇけど、突っ込み所が違う!
「このダビデ野郎!わざわざ、んな詰まらねぇダジャレを言う為に釣りしたのかっ!」
「違っ、今思いついたっ、ぅごっ!」
倒れ込むダビデ。今日も綺麗に飛び蹴りが決まったぜ。
急にサエに、ポンポンと肩を叩かれた。
「バネ…殺人は揉み消すのが大変何だから止めてくれよな。」
「殺ってねぇっ!」
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