過去拍手文
@
部活中のいつもの風景。
俺の視線の先にはある意味青学名物の二人の姿。


「何してんだよ、マ・ム・シ。」

「煩い馬鹿城。」

「なっ、馬鹿はねーだろっ!」


ねぇ、桃先輩。
もっと素直になりなよ。


「ねぇ、海堂先輩。」

「…越前か。何だ。」


相変わらず無愛想な海堂先輩。
でもそれは、ただ人付き合いが苦手なだけって俺知ってるんスよ。


「桃先輩の事、好きなの?」

「はぁあ?」


いつもより眉間のシワ三割増し。
まぁ、そんな顔してても元の顔が整ってるから美人なんだけど。


「違うの?じゃあ他に好きな人が居るとか。」

「…くだらねぇ事言ってねぇで練習に戻れ。」

「うぃー…」


ふぅん。
海堂先輩が好きなのって桃先輩じゃないんだ。

じゃあ、その悲しそうな瞳は誰の為?








[次へ]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!