過去拍手文
手塚×菊丸の場合
10月5日
青学


今日は何だ…
朝から下駄箱には俺宛ての小包が詰まっているし、教室の机の周りには小包や手紙が溢れかえっている。

嫌がらせか…?


小さく溜息をつきながら一つ封筒の封を開け、手紙を読めば、二日後の俺の誕生日祝いへのプレゼントだと言う事が分かった。
今年の誕生日は日曜日で会う事が出来ないので二日早いが渡したいとの旨も書いてあった。
しかし…この状態では授業が受けれない。


「よっ、てーづか。」

「菊丸か…」

「今年は去年の比じゃないなぁ…凄。」


確かに思い出してみれば、去年も沢山のプレゼントを貰った事を思い出す。
去年は帰るまで部室に置いて於いたのだが、今年はもう引退しているので、そういう訳にもいかない。
どうしたものか…


「どーすんの、コレ。」

「……仕方ない生徒会室に帰りまで置かせて貰おう。菊丸、手伝ってくれ。」

なんとかプレゼントの山を二人で抱え生徒会室まで何とか運んだ。
これを、どうやって持ち帰ろうか…そんな事を考えていれば、眉間に暖かい感触。
菊丸の顔が近くにあった。


「なんか妬けるなー…俺からのプレゼントは荷物にならないよーにってね♪」

全く…可愛くて仕方がない。


「お前からの誕生日プレゼントは当日に貰うさ…」






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