恋はナントカ☆(レイズ×アイン)
好き！ハグしていい？手ぇ繋ご！今日も可愛いね！キスしていい？
全部全部ホントの気持ち！
ホントに好きだから素直に全部言ってるんだよ！
でもね、彼女から返ってくる言葉は決まって、
｢煩い黙ってくれ｣
あ、読書中でしたかごめんね！
皆さんはアインちゃんの事、｢無愛想｣とか｢根暗｣とかとかムッかつく事ばっか言うんだけどホントは可愛いのに！
｢何読んでるの？｣
アインちゃんの隣に座って肩に手を回す。その勢いで白い頬にうっかりキスしてしまった。
｢ひッ…………！｣
すぐさま全身に鳥肌が広がって行く。
この敏感さん☆とか心中大声で叫んだ。口に出したらホントに死にかけちゃうからね。
｢あ…！貴方はなんでそんな軽率にはしたない事ができるんだ！｣
青ざめながら白い頬が赤らんでいくのが分かり胸がキュン、とときめいた。
｢あいさつだよあいさつ！あいさつなのに軽くなくて重かったらドン引きでしょ？｣
そう言った瞬間顔を分厚い本の角で殴られた。そりゃもう精一杯、全身全霊の力を込めて殴られちゃった。
鼻の奥が熱くなって何か生温いものが流れ出るのがわかった。
｢…あ…す、すまない…そこまでやる気は…｣
なんておどけながら可愛く言っちゃってホントに可愛いね！なんてホントマジ可愛いね！
｢んぅ！いいんよ！いいんよ！｣
言葉とは裏腹に鼻血は止まる気配は無い。
でも、この鼻の奥の熱さも、痛さも全部全部君を好きだって事に脳内リンクされて更に君が愛おしくなる。
あ、これってさ
恋はナントカってヤツだね☆
え？違う？
ま、いっか
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