Short story1 しあわせタイム ※会話文のみ 「小野寺」 「はい、なんですか」 「お前の一番幸せな時っていつ」 「…どうしたんですか、いきなり」 「いーから」 「えー…、そうですね。周期明け最初の休みの日に、昼過ぎまで寝ることですかね…。あれはもう本当に幸せですよねー」 「おい、お前…」 「あれ、何か違ってましたか」 「空気読めよ。俺と居る時に対しての何かとかねーの」 「え、あ……。そ、そーゆーのですか…」 「そうそう、そーゆーの。いつが幸せ?」 「ええっと…、えと……、」 「ほれほれ」 「お…っ、俺は高野さんと一緒に居られるだけで、十分幸せ、です…」 「……お前…。なんだ、可愛いこと言えるじゃないか。よし、褒美にちゅっちゅしてやろう」 「ちょ…!いりませんっ!いりませんて…!!!そーゆう高野さんこそどうなんですかっ!!?」 「なにが」 「だからっ、その……、お、俺と居て幸せな時、とか…」 「お前の足の間に居る時」 「自分こそ空気読んだらどうですか」 ――――――― どーゆーことかは察してください [*前へ][次へ#] [戻る] |