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Short story1
シャンプーブラシ

※会話文のみ
※一緒にお風呂




「高野さん、校了明けで疲れてるんじゃないですか。頭くらい自分で洗いますよ」

「いーから」
「そ、そうですか…?」

「…隅々まで綺麗にして、あとで美味しく頂くのがオツなんだ」
「え?なにか言いました?」
「いや」


「…あ、そうだ俺アレ買ったんですよ!」
「アレ?」
「そう。えっと…、これです!」
「あー、頭洗うヤツか」
「CMでやってるの見て気になってたんですよー。でも買ったはいいけど忙しくて忘れてました」

「どれ、貸してみろ」
「あ、はい」




「…きもち?」
「あ、なんかいい感じです。でももうちょっと強くても良いかも」


「………。」

「高野さん?」
「…ココとか、どう」
「え?うひゃっ!!!」
「おお、良い反応」

「ちょっと高野さん!!?いあっ!」

「きもちいい?」

「良くないです!!!早くやめ、ひゃっ!高野さんっ!!!」
「でも、こっちの乳首も固くなってきたけど」
「ひっ!やだ、うあっ!先端が…っ!」

「なるほど。こんな使い方もあるのか」

「ないですよ!!!」




―――――――

おまけ

※お風呂えちー
※R-18注意




律の身体が上下に揺れる度、浴槽に溜められた湯がパシャンと跳ねた。

結合部から生じる異変に、律は震えた声を絞り出す。



「たか、たかのさん、お湯が…っ」



熱い湯が、自分の中に入って来ている。

自分の体内に侵入してくる液体の存在にに怯え、律はそう男に縋るような目を向けたが、高野は素知らぬ顔で聞き返した。



「湯がどうかしたか」

「…っお湯が、なかに…」



やっとの事で今自分に起きている事態を告げる事が出来たものの高野はさして興味がないのか、ああ、とだけ生返事を返すだけだった。


湯をたんまりと張った湯船の中で交わっている為、高野のモノを中に押し込むとどうしても一緒に熱い湯も律の体内に入ってきてしまうのだ。
その感覚が怖くて律は怯えたが、だからと言って身体を揺さぶる事を止めず、泣きそうな顔で高野にしがみつくだけだった。



つまりは、そんなに大した事でもないのだろう。
高野は律の行動にそう解釈し、労ることはせず求めるがままに腰を打ち付けた。



「あっ!は、や…ッ」



…だが、ここで少し苛めてみるのも良いかもしれない。

そんな悪戯心が湧くと、高野は動きを止め、突然の事に不思議そうな顔を此方に向ける律へと訊ねた。



「なら止める?」



その一言に、予想通り律の眉が困惑気味に下がる。



「それは、や、です…」

「だったら気にすんな」

「あ……ッ」



高野は両手で律の小ぶりな尻を鷲掴むとそれを左右に広げ、下から思い切り突き上げた。

湯の中からパチュッと肌と肌がぶつかる音が鈍く響く。



「あ、あ…っ!」

「どうせ今から別のもんも中に入れられるんだ。後で全部出せば良い」

「はあッ!やっ、たか…!」



チャプチャプと音を立て、次から次へと浴槽の中に波が生まれる。

温かい液体に包まれての性交に、体内への違和感はあるものの律は確かに興奮を覚えていた。
目と鼻の先に居る、欲で染まった瞳でジッと自分を見つめる男の髪から、雫が滴り落ちている事さえも律を煽る。




「たかのさん…っ」



体内に入り込む液体の事など気にならない程に規則的な動きに翻弄されていると、腹の中にじわりと熱が広がるのが分かった。


高野の、精液だ。


気付けば律自身もまた、温かい湯の中に欲を吐き出していた。



「律、」

「あ、ふ…、」



絶頂の余韻を楽しむかのようにお互い舌を深く絡め合うと、やがてその体を離し律は恥ずかしそうに頬を染めながらはにかんだ。



「…校了、お疲れ様です」

「そりゃお前もだろ。…でも」



律の言葉にクスリと笑うと、高野はコツンと額を目の前のそれへとくっつけた。



「有り難う」



高野からの礼に、律も額を密着させたまま小さく笑うと、自分よりも一回り程大きな手に自分の手を絡めた。



「いーえ」

「…なんか、新妻みてーだな」

「高野さんがですか」

「んなわけねーだろ」







―――――――
とうとう買いました


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