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Short story1
お兄さんの部屋に居た

※会話文のみ
※うさぎのワッペン拾った続編




「いつの間に!!?え、瞬間移動!?」
「落ち着け小野寺。アニメではよくある事だ」

「ちょっと高野さん!なに平然と出てきてるんですか!!!

って、ティンクルーーッッ!!!!!」

「え?あー、無いと思ったらこんなとこにあったのか」
「今モロに足で踏んでましたよね!!?」
「コイツもう使わないし別にいーだろ」
「本来は使ってるはずなんですけどね…。てゆーか、高野さんこの姿じゃマズいんじゃないですか!?」
「何が」
「だから、このシーンは俺とお兄さんの二人だけの設定なので、高野さん居たら変でしょう。
さっさとこのティンクルのワッペンの声あてに戻って下さい」

「俺は戻る気なんてないけど」

「いや、戻れよ!!!
あれ、そういえばお兄さんってどこに…」
「トイレだ」

「ああ、トイレ。



………あ、あれ?
ということはもしかして」
「そう。変身する場面だ」
「すごい色々省かれてますね。元ネタわかんない人ついて来てませんよ絶対」
「早く女になれよ」
「……なんか嫌な促し方だな…、
それで高野さん、呪文はなんて言えば良いんですか」
「忘れた」
「……………。」
「まあ、テキトーで良いだろ。それ、オノデラ、チンコモゲ〜ル」
「えええええッ!!?
なにその呪文!!?しかも変身してるし!!!!」


「………これはまた、」
「な、何ですかジロジロと…」
「いや、お前の事だからてっきりペッタンコだろうと…」
「悪かったですね」
「悪くねーって、むしろ良いくらいだ」
「良いって…、ちょ、な、何でじりじりと迫って来てるんですか」

「幸せはみんなで分け合った方が良いと思わないか、小野寺」
「意味が分かりません!それよりほら!もうすぐお兄さん戻って来ちゃいますよ!」
「しばらく来ねーよ」
「………え?」
「接着剤。トイレのドアに塗っといた」

「政宗ーッ!!!!今すぐココを開けろー!!!」

「ええええ!!!?お兄さん役って横澤さんだったの!!?危なかっ…、じゃなくて接着剤ッ!!?」
「これで二人っきりだな、小野寺…」
「いやいやいやっ、おかしいよこの展開!!!?しかも横澤さん猛烈にドア叩いてますよ!!?」

「政宗ーーッッ!!!!」

「あんなのほっとけ。俺はお前の純潔を守ってやったんだ」
「今まさに目の前の人物によって失われようとしてますけど」

「愛のエナジー、二人で集めようか」

「こんな時だけイイ顔しないで下さい!!!」




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