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ゆるゆる
9

誉は隊長の目をジッと見た。

「まぁ。俺はお前達何人かとは中等部の頃に体の関係を持った。
まだ、そういうのを望んでいるやつがいるのを知ってるからお前1人に彼奴らを説得しろとはおもわねぇよ。
だけどな、俺は以前言った様にお前達の気持ちを受け止めてやる事は出来ねぇ。
だからこそ体の関係を辞めた。
それでもついて来ている事に感謝している。
俺はさっき愛夢が涼宮に話をしているのを見ていた身だ。
涼宮は本当に子供でそのまま受け止めちまう。正しい事も間違った事も。
だからこそ、正しい事をちゃんと教えてやって欲しい。
役員共は今はほっておけ。
涼宮が変わり出せば少しずつ彼奴らも変わり出す。
他の隊長達と話してやれ。
お前達で無理なら俺達が話してやる。
だから、彼奴らの気持ちが解るお前らが止めてやれ。」

「はい。」

次に政宗が隊長を見れば背をスっと伸ばした。

「俺の言いたい事は解るか?」

「もちろんです。剣様。」

「ならば、他の親衛隊を救ってやれ。
そして涼宮の兄としての立場に立ってやれ。」

「解っております。皆に今日中にも伝わります。」

緑は欠伸を一つ。

「俺の言葉っていらないよね?」

「はい!鈴木様の気持ちが、緑様の気持ちですね!!
脇役総愛されフラグktkr!!!もう癒しの笑顔で落としまくってくださぁぁい!!もっとや「煩い。」…痛い!痛いよ!緑様痛い!爪だけでホッペ抓るとか地味技辞めて!!」

緑の隊長は腐男子でした。
緑とは幼馴染で彼もイケメンなので自分の親衛隊ができる前に緑の親衛隊に入って好き放題観察しようという魂胆でした。

愛夢は緑の隊長が言ってる事を理解しようと頑張っているが、他のメンバーはひいていた。

もちろん緑も。

緑も隊長も蘭と同じ1-Sなのでもちろん恭弥のクラスだ。
恭弥は拳骨を落とす事で黙らした。

「愛夢、こいつの言ってる事を全て理解しようとするなよ。
無理だから、大切なのはこいつらも協力するって事だしな。」

恭弥の言葉に愛夢はフワフワの笑顔で答えた。

「そうだねぇ。なら、皆が大好きな学園を元に戻そうね。
自分達の手に終えない場合は必ず連絡する事!!
迷惑とか考えないでねぇ。
その場で解決して行く事が最優先事項だから。
後三週間もすれば文化祭だからね。皆で楽しむ為にもこの問題は必ず解決するよぉ。」

今度は全員が頷いて答えた。

愛夢の中でタイムリミットまでに蘭を育てる決意がついた。

(後任はあの子だねぇ。あの子なら大丈夫だぁ。)



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