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ゆるゆる
6

「ほーちゃん書類の確認終わったのぉ??」

その言葉にハッと気付いて頷く。

「おー。そう言えばもうそろそろ時間だな。生徒会室に行くか?」

「だねぇ。恭ちゃんもミー君も来るからね。行こっかぁ。」

誉は残っている風紀委員に指示も出し2人で出口に向かえば蘭が駆け寄って来た。

「何処行くんだ!?俺も行ってもいいか?」

その言葉に愛夢は笑顔で答える。

「今から行くのは生徒会室なんだけど、生徒会室や本当なら風紀室は役員以外はトップの許可が無く入ったらダメなの。」

「そんな贔屓はダメだぞ!」

その言葉に苦笑がもれる。

「あのねぇ。何故かは、生徒会室や風紀室は学園に関する大切な資料が沢山あるのぉ。
例えば、生徒一人一人の個人情報なんかも。
知らない所で、皆に見られたら嫌な情報だって管理してる。だからこそ、皆がこの人ならっていう信頼で役員は決められてその部屋に入れる権利が与えられるんだよぉ。
それで、今からは大切な会議があるから余計に蘭君を連れていけないのぉ。
ごめんねぇ。」

蘭は少し眉を下げて謝った。

「そうだったんだな…俺こそごめんなさい。」

その言葉に笑顔を向けて頭を撫でる。

「ぅん。解ってくれてありがとぅ。
暗くなる前に帰りなねぇ。」

その言葉に頷いた蘭を見て誉と風紀室を出た。

生徒会室に着く前に誉に感心したように話しかけられた。

「あいつを説き伏せるとはなぁ。」

その言葉に苦笑を返す。

「蘭君はちゃんと話を聞いて答えてあげたら解ってくれる子なんだよぉ。
正面から否定するから、ムキになって否定してきちゃうだけ。
誰だって自分の存在自体を否定されたら悲しいでしょぉ。」

「そ、うだな。」

「ぅん。だから、ほーちゃんもちゃんと話を聞いて答えてあげてぇ。
蘭君はきっと解ってくれるから。」

「あぁ。」

誉は心の中で(そこまで気付けるのお前ぐらいだよ。)と思った。

生徒会室に着いて扉を開ければ不良?と思ってしまうような格好をした生徒会補佐の緑が親衛隊隊長を連れてソファーに座っていた。




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あきゅろす。
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