俺だって(3Z)

あー鬱陶しい。暑いし前の長髪が目に入るしで気分が滅入っていた。こんな時こそ冷たいものが食べたい。かき氷か冷えっ冷えのそうめんか。なんでもいいが食欲はべつにそんなにない。土方ァ〜小指を角にぶつけて死ねェ〜


「やる気なさそうに不吉なエールを送ってくんなや」

「殺る気はありやすから大丈夫」

「俺の命が大丈夫じゃねーよ」


「はい先生アァ〜ン」

「暑い納豆臭い近寄んなこのストーカー」

教壇でいったいなんちゅうモン見せつけてやがんだあの教師とドM保健委員は。かき氷を銀八の口に持っていくがまったく相手にされていない。見てるだけでも暑苦しい。

「もう〜溶けちゃうゾ」

「「お前が溶けて消えろォォォ!!」」

チャイナと姐さんの蹴りをモロに喰らってどっかにブッ飛んでいったMっ娘。ちょっとすっきり。あとは前の長髪…切っちまおうか。

「リーダー見てくれ俺の力作だ。さすがのリーダーでもこれには勝てんだろ」

「ってこれおもいっきりドラゴンボーズじゃねーカ」

「何、パクられていたか」

バカは自作漫画の見せ合いっこか。さぁどんな髪型にしてやろう?角刈りなんて粋だねィ。

「お前らなァ今一応授業中だから。んで沖田、ハサミはしまえ」



昼休み弁当を食べ終わると土方さんが購買でアイスを買ってきた。俺にはないのかと聞いたが自分で買いに行けだと。ムカついたからマヨネーズをかけようとしている時にアイスを引いてやったら見事に土方の机にマヨウンコが乗っかった。ざまァみろ。

するとそこにチャイナが通りかかってそれを見た。

「ゔぇっキモ!」

「同感でィ」

「総悟ォォォ…」

「あ、お前いいモン持ってんじゃねーかヨ。くれ」

「ジャイアニズムだなお前」

アイスをひったくられたがどうせ土方のだ。どうでもいい。

「それは俺のだ!」

「仕方ないアルなァ〜ちょっとだけアルヨ」

はいアーン、っておいおいバカップルかよ。

「あむ…んーうま。じゃなくて!つか勝手に食うなお前」

「冷たくておいしいアルゥ〜」

俺はチャイナからアイスを奪い返しそれを勢いよく口にかき込んだ。するとキィーンときたコレ頭のやつ。

「あァァァ!!私のアイスが!」

「俺のだっつの!」

「いてて。俺だって欲しかったんでィ」

「「死ねェ!!!」」


そのあと喧嘩に発展したが結局はみんな避難して俺とチャイナの二人だけが教室に残ったのだった。








とくにコメント思いつきません…。




あきゅろす。
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