少年小説
やな奴?
…やっぱりヤったあとは歩くのもだるいなぁ…
ビジネスホテルから出た僕は外気の寒さに辟易としながら家を目指して歩き出した。
とりあえずは駅にいかなくちゃ。
いつもヤることになった時は家から10駅ほど離れたこの駅付近のビジネスホテルと決まってる。
最初にヤった相手の紳士は、こういう性癖をもってはいるけど大変な常識人であり、社会的地位も高い人みたい。
僕の事もヤりたいけど、だからといって適当な扱いはしてはいけない…とは思ってはいるらしい。
まぁ、大体愛人問題で騒がれる人はそこらへんがズサンでばれちゃう…というかばらされちゃうわけだから、彼の対応は信頼できるものだとは思う。
まぁ、端に小心者なだけかもしれないけどさ。
一回につき凄い金額渡されるし、写真を含め映像的な形に残るものは一切とってもいない。
やめたくなったら二度と連絡すらとらないとは言うし。彼から渡された携帯を棄てれば連絡のとりようはなくなる。
…まぁ万が一のために僕は最中の映像と音声は隠し撮りしてる上に、彼の本当の名前も会社も調べてるし。
子供だからって泣き寝入りするつもりもない。今は同意だからいいんだけどさ。
…今日のような人は彼の知り合いであり、同じ性癖を持った人。で、彼の色々なチェックを通過した安全な人物…ということみたい。
…ただ今日の電話口での彼の声の感じでは若干不本意な感じが滲み出てたから、なんか弱みを握られているか、断る事の出来ない嫌いな上司とかかな?
まぁ、顔写真も動画撮ったし、身元を割りだそう。
…なんか改めて思うけどやな奴なのかな僕
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