青祓
疲れてはいない
雪男と志摩
「志摩くん、君は何が目的なんだ」
彼と二人きり、という僕にとっては絶望的な空間
気になったことを問う。別に、志摩くんがこうだからこう だとかそんなんじゃなくて
「目的なんだって…センセ、怖い顔して、急にどうしたんです?」
確かに、僕は急にどうしたんだ
志摩くんが何をしたっていうんだよ
「………………スミマセン、急に」
「センセ疲れてるでしょう、ここ 坊や子猫さんに教えてもらうから、すんません帰ります。せやからセンセも早よ帰って、お休みなさい」
早口でそう言ってふにゃっと笑う。僕はこの顔が嫌いだ
「、ありがとうございます」
志摩くんが、イタズラがばれた子供のような 驚いた顔をしたのを僕はあの時、見た
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