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けつまつのようなもの

 主人公1主人公2のこと

主人公1は、主人公2のことをとても好きだ。
懐かれるのを鬱陶しく感じる時もあるが、概ね傍にいてくれるのを嬉しく思っている。
勿論、主人公2主人公1に向ける好意も。

高校生になってでっかい図体になっても俺の姿が見えなくなると不安になって探しまくる。
俺はあいつのそんな姿に不安を覚える。
こいつ、俺がいなくなったらどうなるんだろう。

主人公1はその不安を解消したくて
ふ女子高生に相談する。
ふ女教師に相談する。

〜ここから大きくシナリオ分岐〜
ふ女子高生に相談する。
を選んだ場合2ページ目に移動。
診断の下りの最後の方から、物語の続き。

ふ女教師に相談する。
を選んだ場合の続き

クラス担任のふ女教師にそういう相談をするのは、普通では考えられないんだろうけど、信頼できる人間であると思っているし、なにより女性だ。
男に好かれてて困るという話を男にするよりよっぽど安心だ。
ふ女子高生も話せる相手だと思うが、やはりここは少しでも人生経験が豊富である相手を相談相手として選んだ。

放課後に少し時間が取れないだろうかと、主人公2をまいて、職員室のふ女教師に頼みに行き、その放課後ふ女教師に放送で呼び出され、進路相談室にやってきた。

俺は、一礼しながら進路相談室に入り。
急な頼みを引き受けてくれたクラス担任に礼を述べた。
ふ女教師はそんなに堅苦しくならないでいいですよと言って、主人公1にパイプ椅子を勧めた。

他の先生はただの進路指導と受け取り気にした様子もない。
あらかじめ校内放送で呼んでいたこともあって不審に感じてはいないようだ。
これはふ女教師の気配りなんだと感謝した。

しばらくパイプ椅子に座って、所在なく居住まいを正す。
何をどういう風に伝えればいいか、覚悟を決めてきたのだが、切り出すことが出来ずにいる俺に。
彼女は自分の学生の頃の話をしだした。

それは、ふ女子高生が俺たちを見るときにしているようなことを学生時代ふ女教師もしていたという話だった。

主人公2が俺の肩を抱いた(肩に腕を置いただけ)時にふ女子高生が「キャッ」と思わず悲鳴を上げた事とか
俺と主人公2が一つの飲み物回し飲みしてるのをふ女子高生がチラっと見ているとか

そんなエピソードと先生の語ったエピソードが重なる。
先生の話の中の「ふたり」と俺たち
先生の話の中の学生の頃のふ女教師ふ女子高生とが重なり、まるで先生が今、ふ女子高生と同じ、俺たちのクラスの生徒なんじゃないかという錯覚を覚えた。

そんな先生の秘密を打ち明けられたことに、心を軽くした俺は背中をおされたように悩みを打ち明けた。

◇「俺は主人公2とずっと一緒にいたい。」
◇「俺は主人公2とずっと一緒にいられないと思う。」

〜ここから大きな分岐〜

次へに続く。

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