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幻想詩編
目暗の花
嗚呼、愛しい花
愛しい愛しい、花
風に撫でられ散るような
儚い花
暗がりの中で赤く
胸を焦がす
手探りで遊び
触れて散る
暗がりの花
目を閉じて撫でる
棘が血を流す
愛しい、赤
花が見るのは
白紙の地図
暗がりを彷徨い
明かりを探す
愛し花は見つけない
だって彼女は見えないから
目暗の花は見つけない
だって彼女も
愛しているから
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