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Walker Field marshal





「まさかウォーカー元帥の護衛だなんて・・・すごいさ〜・・・」

ラビは列車に揺られながら手元の紙面へと目を落とす。
ラビがその任務についてこうも感嘆の声を上げるのは無理もなかった。
実際、ラビという人目がなければ神田だってにやけたいところだ。

「うるせぇ馬鹿ウサギ」
「えーっ!だってさ、だってさ!ウォーカー元帥だよ!?そりゃうるさくもなるさぁ!!」

『ウォーカー元帥の護衛』と書かれた紙面を向けてぺしぺしと叩く。
その『ウォーカー元帥』とは、エクソシストの憧れの的であり、神聖な存在でもあった。

「任務成功率100パーセント!ウォーカー元帥が引き受けた任務での死者はゼロ!!
 やっぱ一度は会ってみたい人さねぇ」

『ウォーカー元帥』の華々しい噂話だ。
だが、実際そうらしい。
一緒に任務に言ったファインダーからの話によると、白く美しい、神の化身のような人らしい。
しかも、実際に任務に行った人間は必ず帰ってくる。
だが、『ウォーカー元帥』はエクソシストとの行動を嫌っているらしいとの話もある。
過去に色々あったのだと、任務の内容を話すコムイが悲しげに笑いながら言ったことは鮮明に覚えている。
だからこそ、君たちにウォーカー元帥を託すのだ、とも。

「お、見えてきた!」

列車の窓の外には、『ウォーカー元帥』がいると言われる小さな町が見えてきた。
ラビはもうすぐ噂の『ウォーカー元帥』に会えると、わくわくして窓の外をずっと見ていた。
神田はずっと仏頂面で任務の内容と、『ウォーカー元帥』に関する僅かな情報を頭に叩き込んでいた。




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あきゅろす。
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