小ネタ部屋
00*ライ刹
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(ニル刹前提)ライ刹会話文
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「…ロックオン」
「ん?何だ、刹那」
「煙草やめたのか?」
「お!気付いてくれたのか。つっても2、3日前だがな」
「煙草は健康によくないが、急にどうしたんだ?」
「んー、刹那は俺と兄さんの決定的な違いってなんだった?」
「…瞳、と、」
「と?」
「…煙草の臭い」
「ま、だろうな。刹那は俺たちを違うと言ったが、やっぱ決定的な違いがほしかったわけ」
「じゃあ、」
「刹那は兄さんのことが、俺より好きか?」
「…そんなことは…」
「まだ兄さんに完璧に勝ててる自信も自覚もないけど、今度は匂いとかじゃなくて、俺そのもので見てほしくてな」
「煙草で見分けていたわけじゃない」
「そりゃそうだ。兄さんはもういないしな」
「じゃあ何で、」
「あんま聞いてくださんな。複雑な男心っつーやつだよ」
「?」
「ま、わかるわけないか」
「…悪かったな」
「別に悪いとは言ってないさ。鈍ちん刹那は今に始まったことじゃない」
「…」
「そう拗ねんなって」
「…拗ねてない」
「そういうところが拗ねてんだよ。かーわい」
「…頬を引っ張るな」
「ねぇ、ライルって呼んでよ」
「ライル」
「へぇ、素直に呼んでくれるんだ」
「2人っきりだしな」
「2人っきりとかエロ」
「…」
「いててて、髪の毛引っ張るなよ!」
「すまなかったな」
「悪かったと思ってないだろコラ。あー、髪の毛抜けたぁ」
「…髪の硬さも違う」
「何が?兄さんと?」
「…それしかないだろう」
「うん、いやまぁそうなんだけど、そんなこと言われたの初めてだから」
「…ライルの方が、硬い」
「へぇ。他には?」
「指先の硬さは、ライルの方が柔らかい」
「スナイパーとしての差かな。頑張らなきゃな!刹那を守るために」
「…あとは、ライルの方が、腰が太い」
「えっ!!!?」
「…いや、何でもない」
「弟の方が太ってるって…えー…」
「…」
「…まぁ、刹那しか気付いてないことだろうけどな」
「身長も体重も同じだからな」
「刹那さ、色々気付くよな。誰も知らなかった俺たちを」
「…」
「ま、兄さんの恋人だった刹那からしたら、俺はまったくの別人なんだろうがな」
「…過去形にするな」
「…悪かったな」
「何故ライルが落ち込む」
「…この鈍ちんが」
「??」
「なぁ刹那、もっと見つけてよ。母さんも父さんも、誰も知らなかった俺たちを見つけてよ」
「…愚問だな」
「それでさ、もし違いだらけになって、俺たちが完璧な別人になれたら、…」
「…ライル?」
「そしたら、そしたらさ、刹那に―――」
「?、おい?」
「("俺"として、刹那に告白、しても、いいよね――――)」
END
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