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中編小説
:)副会長に相談せよ!





僕は今、猛烈に頭を抱えている。え、言葉変?知ってる。



「うおぉぉぉ……まじかぁぁ……」



何に頭を抱えてるって、そんなの会長との一件しかないじゃないか。

頭脳明晰、運動神経抜群、顔も家柄も以下略な我らが生徒会長様がこんな平々凡々を…。平々凡々なんて自覚してますとも。

で、そんな僕に何で、って話でして、不覚にもときめいたりして、



「めーぐみ」


「うっひゃああぉ!」



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心臓が破裂するかと思うくらい驚いた。



「ふ、副会長…び、ビックリさせないで下さい…!」

「ビックリしたのはこっちなんだけど」



胸を撫でて「ビックリビックリ」とさしてビックリしてない風に言う副会長様がいらっしゃった。



「そんなに思い詰めるほど、何に悩んでたの?」

「…ふくかいちょぉ…」

「(うーん、悩殺上目遣い…襲っちゃダメだろうか…)」



背筋が何故かゾワッとしました。

副会長の考えていることは知らないです。





++++++++++++





「浩爾が、告白?」



浩爾というのは会長の下の名前です。高嶺浩爾(タカミネコウジ)さんです。



「告白…てか…同意の上で、抱きたい…と、」

「同意の上ってことは付き合うとしか考えられないでしょ。浩爾が恵に対してセフレ強要するとも思えないし」

「せ…ふれ…」

「一歩リードされた感がムカつくね」

「ぅん?」



副会長が横向いて小さく舌打ちしました。え、全然小さくないって?



「で?恵は何て答えるつもり?うやむや嫌でしょ」

「うっ…」



そりゃそうだ。断って関係が崩れるのは嫌だし、そんな抱く抱かれるの関係になるりは僕の感情が伴わないから嫌だ。うやむやな関係になるなんて以ての外だし…。



「うぇぇ…ふくかいちょぉぉ…」

「はぁ…」



た、溜め息吐(ツ)かれた…!



「多分、てか絶対浩爾は勢いで告白しただけだから。玉砕覚悟だと思うけど、フっても浩爾は恵への対応変えないよ」

「…ほんと…?」

「ほんとほんと」



肯定が適当すぎませんか…。



「浩爾だってうやむや嫌だろうし、そりゃあ付き合えれば万々歳だろうけどフッてやった方がスッキリするでしょ」



副会長はいかんとしても会長の告白を受けてほしくないようだ。いや、まぁ…うけない、けど。



「テメェなんかの為にこんなに悩んでやったぞって伝わればいいんじゃない?」

「…はい」





(こっぴどく振られればいいのに)

(´ω`*)(#´ω`)

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あきゅろす。
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