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中編小説
:)王道を攻略せよ?






「恵なんて大嫌いだ!!!」



バンッ!バタバタバタバタ…



「嫌いですって」

「きらい、だって」

「何ででしょう?」

「よかった」

「だから僕は恋敵じゃないですよ」

「ちが、う。恋敵、は、三津」

「ん?」


おわかりの如く書記様と一緒にいます。

先程までは王道転入生こと、有紀三津君がいた。
だけど書記様と話していたら冒頭のセリフを吐きながら出て行ってしまった。てか書記様、有紀君のこと追いかけないのか。





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イライラするっ!!!

恵は俺のものなのに絢義なんかに笑いかけて!!!!



有紀は誰もいない廊下の真ん中で足を止めた。



「……なんで、伝わらないんだよ…っ」



吐き捨てたその言葉を聞くものは誰もいない。



「俺が先に見つけたのに」



恵がクラスメイトにも、有紀にも笑いかけないのは知っている。それが恵なりの線引きであることも。

だけど何時の間にか仲良くなったらしい絢義には微笑みながら笑いかけていた。それがとても悔しい。負けた気がしたから。



「どうしたら、どうしたら、恵は俺のモノになる」





(めぐみが壊れたら、俺が直すんだ)





狂気は誰知らず。


(´ω`*)(#´ω`)

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あきゅろす。
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